日々の独り言。
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ハロウィン用に何か書こうと思って突発的に書いてたら日付を跨いでしまいましたよ…。
とりあえず思いついた物をつらつらと書いてみました。つらつらと書きすぎて無駄に長い、説明が少ない。推考ゼロです。山無し、オチ無し、意味も無し。突発はいかんですね私は。
以下ハロウィン小話。
とりあえず思いついた物をつらつらと書いてみました。つらつらと書きすぎて無駄に長い、説明が少ない。推考ゼロです。山無し、オチ無し、意味も無し。突発はいかんですね私は。
以下ハロウィン小話。
「あら士郎、出掛けるの?」
玄関で靴を履こうとしていたところを遠坂に呼び止められた。
「あぁ、夕飯の材料買いに商店街まで。遠坂は今日はうちで食べてくか?」
「うん、よろしくね。そうそう、士郎出掛けるならコレ持って行きなさい」
と手渡されたのは色とりどりの飴玉の詰まった市販の袋だった。
「今日はハロウィンよ」
「はぁ。っつっても、日本じゃそんなに盛り上がるもんでも無いだろ。せいぜい教会で信者が集まったりするくらいだろ?」
「甘いわね士郎。ここ数年でハロウィンは日本に定着しているのよ。お菓子売り場ではハロウィンパッケージのお菓子が並び、ケーキ売り場はかぼちゃのお菓子を作り、テーマパークでは魔女の格好をしたスタッフに話しかけるとお菓子を貰えるというこの祭りっぷり。っていうか仮装をした人からお菓子を貰うって逆だと思うんだけど」
何処か私怨混じりの日本のハロウィン事情についてつらつらと述べる遠坂と渡されたお菓子の関連がつかめない。飴を持ったまま立ち尽くす俺に気付き、遠坂が一息置いて告げた。
「お化けにあったらちゃんとお菓子を渡すのよ。じゃないといたずらされちゃうからね」
「会わないだろ。そもそもまだ明るいしお化けも出ないだろ」
「最近のお化けは日中も堂々とうろついてるからねー」
謎のコメントを解明することも出来ないままに商店街にやって来た。飴は取り合えず鞄に入れてある。
「お、坊主」
と、バイト帰りらしいランサーと出くわした。やけにご機嫌な面持ちで、突然こちらに駆け寄ってきた。
「トリックオアトリーーット!!」
謎のかけ声と共に驚異のラリアットを展開するランサーの腕をくぐり抜ける。擦れ違うようにして交差した体勢から向き合うように振り返ると、同時に振り返ったランサーがひょいと軽いステップで脚を振り上げ的確に腹を狙ってきた。
「っぐ!」
それを両腕で防ぐ。遊び程度なのは態度で知れるが、例え遊びとはいえサーヴァントの一撃は重く、殺しきれなかった衝撃に腕がじんじんと痺れた。
「こっ、の。いきなり何するんだランサー!」
「何って、今日はいたずらしても良い日だってコイツが言ってたから」
「トリックオアトリート、お兄さんお菓子ください」
と、いつの間にか小さいギルガメッシュが見た目には可愛らしいゴーストのようなシーツを被って現れた。よくよく見ると商店街のあちこちには仮装をしたこども達が群れを成しあちこちの店を回っている。見栄えは良いがお菓子強奪少年ギャングっぽい。
「って、そう言うのはこどもがするもんだろ。大人がやるなよ」
「大人も子供も関係ねーよ。これは、お化けが、人間に聞くものだろ?」
「お化けって…」
「一応、俺人間じゃ無いし」
仮にも神様の息子さんがお化けのまねごとはどうだろう。
とりあえず鞄の中から飴を取りだしランサーに渡す。
「これでいたずら出来ないんだろ」
「あり? 何だ、坊主はこういうイベント疎いと思ったんだがな。嬢ちゃんの入れ知恵か」
やけに勘が良いランサー。お菓子があるか聞いておきながら渡される前にいたずらを仕掛けるのはマナー違反だと思うので厳重注意。
「お兄さん、ちゃんとお菓子持ってるんですね」
「あぁ、ギルもか。ほら」
ひょいと飴を渡す。ハッピーハロウィン、と一言。
と、子供の赤い目がにんまりと細まる。獲物を見つけた狩猟者の目だ。
「みんなー、このお兄さんもお菓子くれますよーっ」
商店街の子供の目が一斉に向けられる。わっ、と集まる子供達に手持ちの飴はあっという間に全て強奪された。
日も暮れて帰宅道。人気の少なくなる住宅街を歩いているとゾ、と首の裏の産毛が逆立つ。その感触にソレを判断するよりも早く身体が動いた。
ヒュ、と風を切る音。しかしその刃は風ではなく俺の首を切ろうとして振るわれた物だった。
「Trick or treat。衛宮士郎」
「っ、アーチャー」
やたらと流暢な発音だなおい。
突然現れたそいつの手にはゲームに出てくるような赤い刃の大鎌が握られていた。まるでおもちゃのようなその代物はそいつが握っている限り断じておもちゃでも何でもなく正真正銘の刃物だ。その大鎌はいつもの黒い服と相まって死神の仮装のようにも見えた。
「何のつもりだ」
「何も無いだろう? 今日はお化けが出る晩だ。Trick or treat!」
その質問はそんなに殺気を滾らせて言うモノでは無いと思います。もはやそれはいたずらでも何でもなくDeath or treet。
大鎌が再び振るわれる。その質量からは考えられないような速度で寸分違わず首狙いのフルスイング。初撃を避けられたのは向こうに必殺の余裕があってこそだ。もはや対面した状態。かわす隙は与えられない。飴を出す隙も与えられない。
「そこまでですアーチャー!」
アーチャーの側面からつぶてが飛来する。小石のようなそれは色とりどりの包装紙にくるまれた飴玉。
まるで節分に鬼に投げつける大豆の如くにアーチャーに飴玉を投げつけたのはセイバーだった。飴玉を握りしめ斬りかかろうとしたアーチャーを牽制する。
「ハッピーハロウィン、アーチャー。去りなさい。お菓子はあげたでしょう」
「食べ物を粗末にするのは感心しないなセイバー」
ばらまかれた飴を拾うアーチャー。その手に大鎌はもう無い。
「子供に飴を配りきって空手のところを狙ったというのに、全く運がないな」
赤い飴を口に入れてアーチャーは溶けるように暗闇に消えた。
「あ、ありがとうセイバー」
「いえ、帰りが遅いようだったので見に来て正解でした」
「そうだ、セイバーこれ」
先程商店街で買った、ハロウィン用のジャックオーランタンをかたどった小さなお菓子の詰め合わせをセイバーに渡す。
「シロウ、私はまだ貴方に質問をしていませんよ」
「そっか、じゃあやり直すか?」
セイバーが頷く。小さく深呼吸をして、いたずらな甘い微笑みで。
「Trick or treat?」
本当に、長かった
玄関で靴を履こうとしていたところを遠坂に呼び止められた。
「あぁ、夕飯の材料買いに商店街まで。遠坂は今日はうちで食べてくか?」
「うん、よろしくね。そうそう、士郎出掛けるならコレ持って行きなさい」
と手渡されたのは色とりどりの飴玉の詰まった市販の袋だった。
「今日はハロウィンよ」
「はぁ。っつっても、日本じゃそんなに盛り上がるもんでも無いだろ。せいぜい教会で信者が集まったりするくらいだろ?」
「甘いわね士郎。ここ数年でハロウィンは日本に定着しているのよ。お菓子売り場ではハロウィンパッケージのお菓子が並び、ケーキ売り場はかぼちゃのお菓子を作り、テーマパークでは魔女の格好をしたスタッフに話しかけるとお菓子を貰えるというこの祭りっぷり。っていうか仮装をした人からお菓子を貰うって逆だと思うんだけど」
何処か私怨混じりの日本のハロウィン事情についてつらつらと述べる遠坂と渡されたお菓子の関連がつかめない。飴を持ったまま立ち尽くす俺に気付き、遠坂が一息置いて告げた。
「お化けにあったらちゃんとお菓子を渡すのよ。じゃないといたずらされちゃうからね」
「会わないだろ。そもそもまだ明るいしお化けも出ないだろ」
「最近のお化けは日中も堂々とうろついてるからねー」
謎のコメントを解明することも出来ないままに商店街にやって来た。飴は取り合えず鞄に入れてある。
「お、坊主」
と、バイト帰りらしいランサーと出くわした。やけにご機嫌な面持ちで、突然こちらに駆け寄ってきた。
「トリックオアトリーーット!!」
謎のかけ声と共に驚異のラリアットを展開するランサーの腕をくぐり抜ける。擦れ違うようにして交差した体勢から向き合うように振り返ると、同時に振り返ったランサーがひょいと軽いステップで脚を振り上げ的確に腹を狙ってきた。
「っぐ!」
それを両腕で防ぐ。遊び程度なのは態度で知れるが、例え遊びとはいえサーヴァントの一撃は重く、殺しきれなかった衝撃に腕がじんじんと痺れた。
「こっ、の。いきなり何するんだランサー!」
「何って、今日はいたずらしても良い日だってコイツが言ってたから」
「トリックオアトリート、お兄さんお菓子ください」
と、いつの間にか小さいギルガメッシュが見た目には可愛らしいゴーストのようなシーツを被って現れた。よくよく見ると商店街のあちこちには仮装をしたこども達が群れを成しあちこちの店を回っている。見栄えは良いがお菓子強奪少年ギャングっぽい。
「って、そう言うのはこどもがするもんだろ。大人がやるなよ」
「大人も子供も関係ねーよ。これは、お化けが、人間に聞くものだろ?」
「お化けって…」
「一応、俺人間じゃ無いし」
仮にも神様の息子さんがお化けのまねごとはどうだろう。
とりあえず鞄の中から飴を取りだしランサーに渡す。
「これでいたずら出来ないんだろ」
「あり? 何だ、坊主はこういうイベント疎いと思ったんだがな。嬢ちゃんの入れ知恵か」
やけに勘が良いランサー。お菓子があるか聞いておきながら渡される前にいたずらを仕掛けるのはマナー違反だと思うので厳重注意。
「お兄さん、ちゃんとお菓子持ってるんですね」
「あぁ、ギルもか。ほら」
ひょいと飴を渡す。ハッピーハロウィン、と一言。
と、子供の赤い目がにんまりと細まる。獲物を見つけた狩猟者の目だ。
「みんなー、このお兄さんもお菓子くれますよーっ」
商店街の子供の目が一斉に向けられる。わっ、と集まる子供達に手持ちの飴はあっという間に全て強奪された。
日も暮れて帰宅道。人気の少なくなる住宅街を歩いているとゾ、と首の裏の産毛が逆立つ。その感触にソレを判断するよりも早く身体が動いた。
ヒュ、と風を切る音。しかしその刃は風ではなく俺の首を切ろうとして振るわれた物だった。
「Trick or treat。衛宮士郎」
「っ、アーチャー」
やたらと流暢な発音だなおい。
突然現れたそいつの手にはゲームに出てくるような赤い刃の大鎌が握られていた。まるでおもちゃのようなその代物はそいつが握っている限り断じておもちゃでも何でもなく正真正銘の刃物だ。その大鎌はいつもの黒い服と相まって死神の仮装のようにも見えた。
「何のつもりだ」
「何も無いだろう? 今日はお化けが出る晩だ。Trick or treat!」
その質問はそんなに殺気を滾らせて言うモノでは無いと思います。もはやそれはいたずらでも何でもなくDeath or treet。
大鎌が再び振るわれる。その質量からは考えられないような速度で寸分違わず首狙いのフルスイング。初撃を避けられたのは向こうに必殺の余裕があってこそだ。もはや対面した状態。かわす隙は与えられない。飴を出す隙も与えられない。
「そこまでですアーチャー!」
アーチャーの側面からつぶてが飛来する。小石のようなそれは色とりどりの包装紙にくるまれた飴玉。
まるで節分に鬼に投げつける大豆の如くにアーチャーに飴玉を投げつけたのはセイバーだった。飴玉を握りしめ斬りかかろうとしたアーチャーを牽制する。
「ハッピーハロウィン、アーチャー。去りなさい。お菓子はあげたでしょう」
「食べ物を粗末にするのは感心しないなセイバー」
ばらまかれた飴を拾うアーチャー。その手に大鎌はもう無い。
「子供に飴を配りきって空手のところを狙ったというのに、全く運がないな」
赤い飴を口に入れてアーチャーは溶けるように暗闇に消えた。
「あ、ありがとうセイバー」
「いえ、帰りが遅いようだったので見に来て正解でした」
「そうだ、セイバーこれ」
先程商店街で買った、ハロウィン用のジャックオーランタンをかたどった小さなお菓子の詰め合わせをセイバーに渡す。
「シロウ、私はまだ貴方に質問をしていませんよ」
「そっか、じゃあやり直すか?」
セイバーが頷く。小さく深呼吸をして、いたずらな甘い微笑みで。
「Trick or treat?」
本当に、長かった
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