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今日。キャラマテ二巻を無事ゲットー!!
表紙書き下ろし書き下ろし…っ!! 弓凜書き下ろし…。今頃友人が乱舞してんな、こりゃ。

ぺらぺらーっとめくってご満悦してる現状です。
何故か未使用イベント絵の金剣が妙に好きでした。まぁほぼ色んな所で出ているネタでもありましたが、初出のネタもちらほらあり満足です。御大方のコメントとかも好きだしっ。

表紙が固有結界での弓凜…。
…これは、弓士好きとしてはちょっとだけ、妄想してみるのです。
以下一発書き!





―表紙撮影終了後


「はー終わったー」

砂混じりの熱風にさらされた髪を掻き上げ凜がぐんと背伸びをする。その隣ではアーチャーも剣を仕舞い腕をぐるりと回していた。

「お疲れさま、遠坂」

「手伝いありがと、士郎」

撮影機材を片付けながらねぎらいの言葉を掛ける士郎に、凜が上からのし掛かった。

「ちょ、っ何だよ」

「目」

「はぁ?」

「なんって目で見てんのよアンタ」

目?と首を傾げる士郎。確かにアーチャーと凜が撮影している間は二人のことを見ていたが、そんなに変な事だったろうかと考える。その仕草に凜が大げさに溜息を吐いた。

「自覚ないの? 士郎ってば此処にいる私がすっごく気にくわないーって顔で見てたわよ」

「っ何だそれ」

「分かってるわよ。誰もアーチャーと士郎の二人だけの世界なんて邪魔したりしないから」

「ふ、二人だけの世界って…っ!!」

あぁはいはい熱いわねー、と手の平で顔を仰ぎながら凜は別の場所にいるセイバーの元へ歩き出す。
反論も出来ず口をぱくぱくさせていると、会話を聞いていたのかアーチャーが傍らに並んだ。

「随分、悩ましげな目で見つめられていた気がするが」

「み、っ見つめてねぇよ!! 撮影の手伝いしてただけだろ!」

「そうか? 此処に私とお前以外の人間が居ることに妬いていてくれているとでも思ったのだがね」

「………っ!!」

咄嗟に反論も出来ず、朱に染まった顔が何よりも明確な答えになってしまう。
確かに、この剣の丘は士郎の好きな場所であり、それはアーチャーも同じだと感じていた。士郎とアーチャーの原初の場所。それだけではない特別な意味があると思っていた。
その世界に、凜やセイバーが居ることに、僅かに感じてしまった違和感。胸に引っかかる感覚に付けられる名がもしも嫉妬だというのならば、自分は何て傲慢で狭量なのだろうと己を恥じた。

「士郎」

「っ何だよ!」

昂ぶってしまった感情で喧嘩腰に返事をすれば、アーチャーが胸に収めるように士郎の頭を抱え込んだ。急に視界をアーチャーに塞がれ思考が一瞬停止しする。

「此処はお前と私の世界。それは絶対だ」

空白の思考にアーチャーの声が響く。

「何が在ろうとそれを忘れるな。単なる来訪者を気にする必要は無い」

ぱ、と頭を離され、ぽかんとアーチャーを見上げる士郎。その目に映ったのは愛しい剣の丘とアーチャーの姿だけで―



吹き付ける熱風の中。あっつーい!と叫ぶ凜の声が遠くに聞こえた。


***********

二人の世界に凜ちゃんがいて何かヤキモチ妬いちゃった士郎君(笑)
笑うわ。ちなみに僕は凜ちゃん好きです。べ、別に邪魔だなんて思ってないんだからっ!
ていうか撮影、てどんな世界観なのよコレ?
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