掻氷始夏

職場のスーパーマーケットでアイスクリームが４割引とかたまに開催されます。コレを見ますとコンビニでアイスが買えなくなります。１００円アイスが６３円ですよ？　『はあげんだっつ』とか高いアイスは対象外なんですけどね…。
で、だいたいこの日を狙ってアイスを食べるのですが、今日はカップのかき氷を食べていました。白みつ味。…白一色の、取り立てて味も単にほんのり甘いと言うだけのかき氷。そういえば昔たまに食べてたなぁと懐かしさに負けて買ってみたのですが、何なんでしょうこの何とも言えないわびしさ。値段はイチゴやら宇治やら金時やらと全く変わらないのですが、とにかく白い。中まで白い。具もなく白い。砂糖水を凍らせて砕いただけですよねつまりコレは。何とも言えないわびしさと懐かしさとかを味わいつつ、とりあえず妄想してみる。
以下ちょっと会話文。多分駄文。

凜「夏ねー…」

士「暑ちぃ…。かき氷作るけど食うか？」

凜「食べる」

剣「（こくこく頷きつつレモン味のかき氷しゃりしゃり）」

士「何味が良い？　一応色々トッピングもある」

凜「凝るわねーあんた」

剣「（こくこく頷きつつ宇治金時白玉小豆付きかき氷しゃりしゃり）」

士「やっぱイチゴ味か？　赤いし」

凜「…あんたは私を何だと思ってんのよ。うん、まぁイチゴが良いけど。練乳ある？」

士「ある。うっし、イチゴミルク入りまーす」

凜「何かバイトでもしてんの、あんた…？」

剣「（こくこく頷きつつメロンミルクかき氷しゃりしゃり）」





士「やっぱ氷食べると少しは涼しいよなー」

凜「って、ちょっと士郎。何であんたの氷には何にも掛かってないの？」

士「へ？　かかってるって、みぞれ」

凜「みぞれって、あのイチゴもレモンもメロンも売り切れたスーパーのシロップ売り場で唯一何十本もそれだけが売れ残ってるアレ！？」

士「妙に詳しいな遠坂…。コレはコレであじがあると思うんだけどなー」

凜「わびしい…、見てるだけでわびしいわソレ。せめて小豆でも乗せなさいよ」

士「それ凄い甘いって…。いいんだよ、コレは。２杯目は変えるから」

凜「白い…、かき氷じゃないみたいなんだけど」

士「そんな奇怪な物を見るような目で見るなよ…。うぅ、良いだろ別にー」

剣「ところで士郎。ブルーハワイ味とは一体何味なのでしょうか？」







ブルーハワイ味はきっと一生の謎。
あれ？　弓さんが出ない…。書く前まではどっかにいたのに。弓さんも白みつだと思います。白みつの印象がやけに悪いですねこの話。美味しいと思いますよ？　…甘いし。