日々の独り言。
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バレンタインですね。
昨日は弓さんが赤い花弁を散らしてみたり。今日は今日とて八つ当たり爆弾炸裂です。何か絵を書きたかったけど時間が無いんで諦める。明日休みなら良いのにね、って毎日思ってる。
先日入手した同人誌で近年まれに見る格好良い弓さんの弓士小説見て、あぁ自分もすっごく格好良い弓さんとか書いてみたいなぁ、とか思ったんだ。ごめん無理だとおもうんだ。
弓さんあんなに格好良いのにね! 何か弄り倒したくなるというか。可愛そうな弓さん大好きというか。
で、ふわっと思いついた小ネタがまた弓さんがじんわり可愛そうだった。
バレンタインネタ。で、弓→士。で、orz。
昨日は弓さんが赤い花弁を散らしてみたり。今日は今日とて八つ当たり爆弾炸裂です。何か絵を書きたかったけど時間が無いんで諦める。明日休みなら良いのにね、って毎日思ってる。
先日入手した同人誌で近年まれに見る格好良い弓さんの弓士小説見て、あぁ自分もすっごく格好良い弓さんとか書いてみたいなぁ、とか思ったんだ。ごめん無理だとおもうんだ。
弓さんあんなに格好良いのにね! 何か弄り倒したくなるというか。可愛そうな弓さん大好きというか。
で、ふわっと思いついた小ネタがまた弓さんがじんわり可愛そうだった。
バレンタインネタ。で、弓→士。で、orz。
「手作りチョコだ」
本日はバレンタイン。
得意げな笑みでそう言って手のひらに乗せられたそれをじっと見た。
丁寧に包装された小箱。臙脂色の包みに焦げ茶のリボン。
今日という日に手作りのチョコレート。これはもう誤解とかしようもなく好意と見て問題ない。内心の喜びをポーカーフェイスで押し隠し、意地悪げに手のひらで弄ぶ。
「手作り、とは大きく出たな」
「まぁ食べてみろ。自信はある」
心持ち胸を張る士郎を前に包装を剥いだ。箱を開けると綺麗に成型されたチョコレートが6つ。それぞれ形が違うことから全て中身が違うのだろうと思われた。
何というか、自分のためにこんなに手間の掛かることをしてくれたという心が何より嬉しくて、そっと一つをつまみ上げる。
指先で蕩けてしまう前に、口の中に放り込めば舌先でとろりと広がる甘さと仄かに香るアルコールの風味。
喉の奥に絡みそうな濃厚な甘み。それが、何かに、類似していて。思い至った回答に自然と眉根が寄る。
「…………手作り?」
「あぁ、手作り 」
何か今おかしな聞こえ方をしたような気が。
けれど飲み込んだチョコレートが体内で溶ける感触は魔力の固まりを飲み込んだときのそれで、つまりは今食べたチョコレートはまっとうな代物じゃないわけで。
「いや、投影魔術って魔力を身体の外に出しても形を保てる訳だろ。だからこうやって食べ物を作ればお前の魔力補給に役立つんじゃないかと思って」
どうだ? と首を傾げる士郎に、まぁ悪くはないんじゃないかと応えた。
確かに、手作りと言っても間違いは無いのだろうが、何というか、内心のどこかが絶対的に何か違うと訴えている。
「よかった。俺が投影するとランクが一つ下がるだろ? だからなるべく良さそうなチョコを解析したんだぞ」
この時期のチョコレート売り場によもやコイツ一人で行ったんじゃあるまいな。行ったんだろうな多分。
恋話に花を咲かせる女性の群れの中、学ラン姿でチョコレート片手に悩んでいる姿を想像する。
…それはそれで、こう、微笑ましいんじゃないか? 自分に渡すチョコレートを選ぶために顔を赤らめながらも恥を忍んで売り場に―
「何か今年は逆チョコとかいうやつ? が流行ってるみたいでさ。結構チョコレート売り場に男も並んでたんだ。割と入りやすくて助かったよ」
けどアレってお菓子業界の企業戦略というか陰謀が露骨に見えすぎてないか? 去年は友チョコとか流行ってたよな。とか何とか続ける士郎。既に思考はちょっと遠のきかけている。
で、結局このチョコは何なんだろうなーとか思いつつ二つめのチョコを口に放り込む。ナッツの香りのガナッシュクリームが包まれたチョコも、飲み込めば通常の食事よりも純度の高い魔力として体内に吸収される。
確かに、普通に食事を消化吸収するよりも効率としては良いのだが、何だろうこのちょっとした心の虚しさは。
「そう言えば、その解析したチョコレートはどうした?」
「へ? 食べた。美味かった」
正直、そこで突っ伏しなかった自分を褒めたい。
だったら率直にその買ったチョコを渡してくれた方が妙な打算も計算も感じられなくて良かったとか。こういう実験的な事を寄りにも寄ってバレンタインにチョコレートでしてくれるなとか。あらぬ期待を他人に抱かせているとは思いもしていないのだろうとか。あらゆる文句が脳裏に浮かぶが、本当にコイツには他意は無いわけで。
(違う…、何かが違う…っ)
内心の叫びだけが脳裏にこだましていた。
***********
バレンタインにチョコレート。
菓子業界どんだけお菓子売りたいねんと思うほどに妙な企画を流行らせて来ますね! 今年は逆チョコ。来年辺りにはきっと「男チョコ」とか言って男同士でチョコ交換するのが流行ってますとか言い出すんだ。腐女子がどきどきするんだ。
格好良い弓さんが書きたいと言った直後にこの様さ。
某所の弓さんを思い浮かべながらやってみました。
本日はバレンタイン。
得意げな笑みでそう言って手のひらに乗せられたそれをじっと見た。
丁寧に包装された小箱。臙脂色の包みに焦げ茶のリボン。
今日という日に手作りのチョコレート。これはもう誤解とかしようもなく好意と見て問題ない。内心の喜びをポーカーフェイスで押し隠し、意地悪げに手のひらで弄ぶ。
「手作り、とは大きく出たな」
「まぁ食べてみろ。自信はある」
心持ち胸を張る士郎を前に包装を剥いだ。箱を開けると綺麗に成型されたチョコレートが6つ。それぞれ形が違うことから全て中身が違うのだろうと思われた。
何というか、自分のためにこんなに手間の掛かることをしてくれたという心が何より嬉しくて、そっと一つをつまみ上げる。
指先で蕩けてしまう前に、口の中に放り込めば舌先でとろりと広がる甘さと仄かに香るアルコールの風味。
喉の奥に絡みそうな濃厚な甘み。それが、何かに、類似していて。思い至った回答に自然と眉根が寄る。
「…………手作り?」
「あぁ、
何か今おかしな聞こえ方をしたような気が。
けれど飲み込んだチョコレートが体内で溶ける感触は魔力の固まりを飲み込んだときのそれで、つまりは今食べたチョコレートはまっとうな代物じゃないわけで。
「いや、投影魔術って魔力を身体の外に出しても形を保てる訳だろ。だからこうやって食べ物を作ればお前の魔力補給に役立つんじゃないかと思って」
どうだ? と首を傾げる士郎に、まぁ悪くはないんじゃないかと応えた。
確かに、手作りと言っても間違いは無いのだろうが、何というか、内心のどこかが絶対的に何か違うと訴えている。
「よかった。俺が投影するとランクが一つ下がるだろ? だからなるべく良さそうなチョコを解析したんだぞ」
この時期のチョコレート売り場によもやコイツ一人で行ったんじゃあるまいな。行ったんだろうな多分。
恋話に花を咲かせる女性の群れの中、学ラン姿でチョコレート片手に悩んでいる姿を想像する。
…それはそれで、こう、微笑ましいんじゃないか? 自分に渡すチョコレートを選ぶために顔を赤らめながらも恥を忍んで売り場に―
「何か今年は逆チョコとかいうやつ? が流行ってるみたいでさ。結構チョコレート売り場に男も並んでたんだ。割と入りやすくて助かったよ」
けどアレってお菓子業界の企業戦略というか陰謀が露骨に見えすぎてないか? 去年は友チョコとか流行ってたよな。とか何とか続ける士郎。既に思考はちょっと遠のきかけている。
で、結局このチョコは何なんだろうなーとか思いつつ二つめのチョコを口に放り込む。ナッツの香りのガナッシュクリームが包まれたチョコも、飲み込めば通常の食事よりも純度の高い魔力として体内に吸収される。
確かに、普通に食事を消化吸収するよりも効率としては良いのだが、何だろうこのちょっとした心の虚しさは。
「そう言えば、その解析したチョコレートはどうした?」
「へ? 食べた。美味かった」
正直、そこで突っ伏しなかった自分を褒めたい。
だったら率直にその買ったチョコを渡してくれた方が妙な打算も計算も感じられなくて良かったとか。こういう実験的な事を寄りにも寄ってバレンタインにチョコレートでしてくれるなとか。あらぬ期待を他人に抱かせているとは思いもしていないのだろうとか。あらゆる文句が脳裏に浮かぶが、本当にコイツには他意は無いわけで。
(違う…、何かが違う…っ)
内心の叫びだけが脳裏にこだましていた。
***********
バレンタインにチョコレート。
菓子業界どんだけお菓子売りたいねんと思うほどに妙な企画を流行らせて来ますね! 今年は逆チョコ。来年辺りにはきっと「男チョコ」とか言って男同士でチョコ交換するのが流行ってますとか言い出すんだ。腐女子がどきどきするんだ。
格好良い弓さんが書きたいと言った直後にこの様さ。
某所の弓さんを思い浮かべながらやってみました。
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