喪中風味

大学時代に大変お世話になった奴が亡くなりました。

馬です。
大学時代馬術部でヘタレな僕を乗せてくれた馬さんが一昨日亡くなったと聞き、昨日は夜に焼香をしに行ってました。部内では一番の古株。みんなに愛される気性も大人しい可愛らしい馬でした。
空っぽになった馬房に作られた祭壇。台の上には一房の尻尾とみんながお供えしたリンゴや人参が並べられていました。
亡くなったときの経緯を聞き、凄絶な最後に涙が出そうになります。
が、…その後どうしたのかがとても気になります。馬の死体。…どうなるのさ実際！？

まず心臓停止を確認後、運びやすいように前足・後ろ足そそれぞれ纏めて括ります。
部室の前の車が入れる道まで丸太を並べ、その上に馬体を乗せてあたかもエジプトピラミッド建設時の巨石ように丸太の上を転がして運びます。大体５００ｋｇ前後あるのです。
クレーン付きトラックが登場。クレーンで前足を吊し上げ荷台に乗せます。一昨日は大雨、死後硬直も早く、固まった馬体が固まった形の侭吊し上げられたそうです。…ちょっと見てみたかった。
そしてはみ出している部分を押し込め、トラック発進。
その後はどうなったのかよく分からないそうです。

しかし、何ともやるせない気持ちになりました。
そりゃ生き物なんだからいつか居なくなってしまうなんて分かり切ったことのハズなのに、何でか、自分の知ってる所じゃ死んだりしないんだろうなんて意味の分からない確信みたいなものがあったんです。
大学の馬術部の馬って結構あちこちで交換というか、入れ替えみたいなものがあってずっと同じ大学にいるって事はあんまり無いみたいなのです。だからいつか、もっと年を取ったら、大学から離れて余生とか、過ごして、それから天寿を全うするんだって思ってたんだー。

…何か日記が重く暗くなってしまった。あれ？　そんなつもりでは。


以下拍手返信ですー。

　Ｓ　様

こんばんわーすみません。昨日はパソコンも付けていなかったので、ブログがどういう状況になっていたのかさっぱり分かりませんでした…。そして私は何もしていないのに直っているご様子。げ、原因は私にも分からないんですけれども。多分サーバーのメンテナンスとかしてたからだと思いますよ。