春夏秋冬

小話に１つ追加。
…槍弓で。……槍弓？です。
フォルダ漁ってたらすごい昔に書いたブツが出てきたのです。どうしても弓槍１８禁シーンが進められなくて放置していたブツなんだ…。あれ？　槍弓じゃねぇの？　はい。
当サイトは槍弓槍的リバ推奨サイトです。うん。雑食サイトだからねっ。
で、どうにも１８禁まで行けなかったのでその辺は省きます。ので裏行きではないのです。
単に槍さんに粉掛けられて嫌がる弓さんとその掛け合いが書きたかったんじゃないかと思われます。
何でこんな言い訳つらつら並べてるかって、弓士期待してた人が万が一いたら悪いなぁと。今週来週要注意★とだけ言ってみます。


今日は知り合いのおばちゃんに誘われミュージカルを見に行ってました。
職業柄チケットがよく手にはいるとかで年に何回か誘われるのです。
以下、その感想です。散文・怪文、ろくな事は書いてないので、暇な方だけドウゾ。

「で、今日は何の演目なんですかー？」

とか、当日向かう途中に聞いちゃうくらいの行き当たりばったり感。今日の今日まで何の舞台を見に行くか把握してないのです。

今日の演目は「ジーザス・クライスト＝スーパー☆」とか言う話。聞いたこと無ぇー。タイトル長ぇー。
何か「キリスト最後の七日間を描く」とか書いてあるので、多分そんな感じの話なんだろうなーと当たりをつけつつ、貰ったチラシを眺めます。
というか。キリストと聞いた時点で既に脳内は『聖☆おにいさん』で一杯です。もはや笑いが漏れています。

『使徒のユダはジーザス（主人公キリストはジーザスさんなんだって）を慕い、愛していたが、』

あらすじを読んで五秒でホモの匂いを嗅ぎつけ吹き出す僕。すみません会場に腐女子が一匹紛れ込んでます！
あ、愛して！？　

『孤独を深めてゆくジーザスが唯一心を通わせるのが、マグダラのアリア。彼女は献身的な愛をジーザスに捧げる。ユダは、師を愛するあまり、二人の関係に憎しみすら覚える』

それどんな　三　角　関　係　！！？
どこのＢＬ漫画だか昼ドラだか何ですかコレ！？　もう笑いが止まりません。劇中ずっとイイ笑顔でしたとも。すごい暗鬱な話なのに。


劇自体は、…聖書読んでないと半分以上内容が分からないという。バックボーンも登場人物も力関係もさっぱりです。聖書が読みたくなりました。

たくさんの群衆の力強い演技は見ていてぞくぞくします。群衆は皆狂信者でジーザスを王だの神だの崇め奉り囃し立てまくりますが、ジーザスが捕まった途端手の平を返して「ヤツを殺せ」と叫び出すのです。どっちもすごい怖いです。ちょい肌の見える衣装なので腹回りとか見てるとみんな綺麗でうっとりです。へへへ、良いくびれ…。ダンスの腰つきエロい……。

ジーザスが拝まれて担ぎ上げられてちょっと困り気味になってるときや、怒って「やーー！」て叫ぶときとか、脳内がとっても「聖☆おにいさん」。ブッダ！　ブッダ呼んできて（笑）！！　イエスすごい困ってる！！

ジャポネスク・バージョンとかで、メイクは全員歌舞伎調白塗り隈取り。音楽も三味線だの笛だの鼓だの日本的。舞台には大八車が常設です。エンターテインメントとしてはとっても楽しめました。
終始歌いっぱなしで、聞き取るのに必死でしたが。台詞は無いんです。全ミュージカル。大変そう…。肺活量すげぇ。

夢も希望も冒険も友情も何にもなく、裏切りと孤独と悲愴と絶望だけしかない演目なので、一緒に行ったおばちゃんは劇が終わった頃には疲れ果てておりましたとさ。
面白かった。