深夜映画

昨夜は何かブログにログイン出来ませんでした。

さて、昨日はレイトショーで映画を見てきました。げげを見てさだまさしが大好きになったという知人に誘われ、何にも知らないのに『眉山』という映画を見ました。
映画館についてポスターを見てやっとどんな感じの映画か知ったと言うくらいに全然知らなかったのです。ポスター見た瞬間「あ、やばいな。多分泣く」と思いました。

案の定ぼろ泣きでした。自分でも意外なくらいにぼたぼた泣けました。
以下感想ではないけど、ネタバレなので見ようと思っている人は避けてください。

結論から言いますと、別に普通に見ていたらそんなに泣けるモノではなかったんですよ私の場合は。子狐ヘレンでも苦笑いしつつ見てられるくらい底意地が悪いので。阿波踊りとか、恋物語とか、そんなに反応出来ません。喧嘩腰の母にも怯えます。江戸っ子怖い。
が、母親が、不治の病で、病院で入院して、集中治療室ってのが不味かった。うちの母と同じやっちゅーねん。そりゃ泣く。泣くしかない。
痛み止めにモルヒネ使うって聞いてまた泣ける。モルヒネなんてあかんって。人格死ぬもん。で、そんな描写は無いだろうと思ったらちゃんとモルヒネ使った後の描写もあってひぃひぃ言うくらいに泣ける。なんかぼんやりするんだよね。元の性格を思うと余計に泣けるんですよねー。あんな威勢の良い人だったのに、とそこは泣き所らしく泣けました。
集中治療室のベッドの上で薄く目を開けて小さな声で喋ったりとか、あの空間の色とか。どこの病院も一緒なんか。
頭撫でてもらったりとかねー。あぁあぁ私も撫でて貰ったさ。痩せた手でさ。軽いんですよ頭に置かれた手がー。ぼろぼろ涙が出ます。涙が目に染みるて痛い。
そして推定泣き所は割と冷静。祭り越しに何十年前の恋人との再会。そのとき私は隣で知人が泣いているのを横目で見たり。

全体を通して言うなら、イイ映画だったと思いますよ。母の死に際で病院であった先生とラブストーリーかよ、と小さく突っ込みを入れつつ。キスシーンにめっぽう弱いエセ純情な私です。…人にオススメできるか、と問われて悩むのはイイ映画と言って良いものか？　人に誘われて見に行ったもんだからねー。