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両脚に革製の拘束具。縛り目に朽ちた金色の鈴。

此処が何処かは知らない。ただ、かつて自分が居た場所とは違う。
鷹の目が薄く開く。
暗いような、明るい場所。
狭いような、広い場所。
何時からいて、何時までいたら良いのか。
何も分からない。茫とした意識に果ては無い。

かろん

僅かに身動ぐと拘束具に付けられた鈴が鳴った。装飾や儀礼の為では無い。ただの目印としてだけの荒い作りの鈴。古いそれは真新しい澄んだ綺麗な鈴の音とは比べ物にならない、くすんで鈍い音。

かろん

視線を感じた。見張られているのだ。逃げ出さないように。
きっとこの微かな意識すら亡くなるまでこの身は使われるのだろう。高い所から降りては、この両の爪を赤く染める。呼ばれる度に何度も、何度も、この身は主の敵を屠る。

かろん

早く、この鈴の音すら聞こえなくなればいいのに。
鷹の目が静かに閉じられた。

ペットショップに鷹がいたのです。…正確には鳶だか鷲だか分からないのですが。取り合えず猛禽類がいたのです。お店の外の小さい小屋に。脚に革のベルトと家畜に付けるために作られた荒い鈴を付けて。車道に沿った小屋なのに、鈴の音だけがやけにはっきり聞こえて。その目は何処を見るでも無く、その場所からは空も見えまい。羽ばたくことすら諦めたかの様なそんな佇まいに、何と無く、萌えた。格好良い…っ。孤高っぽい孤高っぽい(三羽居たけど)!
で、こんなことに↑。多分違うのだけど鷹匠の鷹っぽかったので。鷹匠…、格好良いですよね。梟でも良いです。というかそんなに酷使されるわけないんですがね。
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