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日々の独り言。
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風呂上がり。熱気を発する自分が暑くて自分で自分が嫌です、こんばんわ珀龍です。
何か思いついたネタがあるけど、まともに書くにはちょっと短くて何となく出し損なったネタその2。です。
だいぶ前に銭湯に行って、サウナに入ってぼけーっとしてたときに「暇だから何かサウナでネタを一発」とひねり出したネタ。
深夜のサウナにとんでもない偏見と誤解を持っています。…多分そんなことは無いと思うんですけどね。何かどこで聞いたのか、絶対知識としては間違ってると思うんですけどね。ハッテン場って何さ。

と言うわけで、以下サウナで弓士のちょっとした話。ということで。

視界は黄土の色。ごうごうと耳を塞ぐ雑音に外界を遠く感じる。
時折、熱を孕んだ風とも呼べない大気の流動が肌を舐め、汗が肌の表面を幾筋か流れた。息を吸う度に気管をささくれさせるような乾いた熱気に、濡らしたタオルで口元を覆う。

「…なんでさ」

タオル越しに小さく愚痴る。何がどうして俺はアーチャーと二人で夜中のサウナで並んでいるのか。

衛宮邸の浴室の窓硝子が割れ、窓の交換が翌日となった日の夜。折角だからと近所の大きめの銭湯へと足を運んだ。が、衛宮邸のメンバーで銭湯へ向かったところ、男湯には士郎一人という結果になったのだ。女性陣は華々しく姦しく、女湯へと去っていった。
それは良い。たまの一人、少しは羽も伸ばせるというモノだ。何分普段の衛宮邸では女性の話題が居間で堂々と繰り広げられるのだ。下着だの月のものだの、男子高生としては居づらいことこの上ない。
そして一人、幾つかあるバラエティーに富んだ湯舟の間をぺたぺたと歩いていたところ、サウナの中から唐突に現れた男に腕をつかまれ問答無用で引きずり込まれた。とっとと出て行けば良いモノを、根性無しと罵られ、売り言葉に買い言葉。出るに出られず今に至る。

(うー…、あちぃ…)

かれこれ20分は経っただろうか。体中隙間無く汗に濡れ、足下に小さな水溜まりが出来ていた。
ちらり、と隣に座るアーチャーを見る。慣れているのか、乾いた熱気を気にもとめず静かに息をしている。薄く閉じた目は何処か遠くを見ているようで虚ろだった。っていうか見たところあまり汗をかいていない様なのだが、体温調節は出来ているのか生物的に。
じっと見ていると、不意に視線があった。僅かな間、の後の謎の溜息。

「…何だよ」

「出るぞ」

不機嫌なオーラを発しつつ俺の手を掴んで立ち上がる。そして連れ込まれたとき同様に問答無用でサウナから引きずり出される。全く意味が分からない。






…ありゃ、意外に長い。えー…、と。続きはまた明日と言うことで。
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