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ハガレンステイナイト…。終わらないよ……。
こんなに書くつもりじゃ無かったシーンをついうっかりもそもそ書いてしまい、何かやたら量が増えたからいっそすげぇ増やしてやれとさらに書くという泥沼。オンラインの特権。無計画な増減。

今日はお友達と地元の納涼祭りというものに行ってみました。
通称が「夜店」で通るので正式名称が「納涼祭り」であると言うことが近年になって知れたんだ。

その前から集まって羅針盤やらアニメ糸やら地元のヲタショップ巡りをしてました。非常に楽しいです。
「…あぁ信者だとも。笑うが良いさ」
「いやもう何も言わないよ…」
メルブラAAと忘却録音と/Zero三巻ドラマCDをまとめて予約したときの僕と友人様の反応。自分でもこれは…と思いましたが。財布に極寒零度の風が吹き抜けるぜ。

祭りで金魚をすくいました。
自分は生き物の生命活動を保持するのが非常に不得手なので、こういうものに手を出してはいけないのですが、今日は弟君の許可があるのです。
最近観葉植物に凝っている弟君が蓮を育て始め、その鉢に虫が湧くといけないから魚を飼いたいと言っていたのです。コレ幸いと祭りで金魚をすくう僕。金魚すくい好きー。
下手だけど…。一匹赤い尻尾のひらひらした金魚をすくって、おまけに黒いデメキンもくれました。きらきら。
家に帰って鉢の中に早速離します。ひらひらと尾を揺らして夜の帳に黒い水の中。深くに沈んであっという間に見えなくなりました。頑張って生きろよー。

そんで友達と一杯萌え談義やら萎え主張だの、近況報告だの愚痴だの話しまくってリフレッシュしました。あんまり愚痴なんて聞かせちゃ悪いんだけどねー。ごめんよっ☆(超私信…)
明日も頑張ってお仕事が出来そうです!


というわけ(どういう訳で…)で以下ハガレンステイナイトです。
終わらないー…。長いー…。これ終わったらサイト復帰したいー…。お、終わるのかなー……?




「最悪」

三方を石壁に囲まれた部屋で憮然とした表情の凜が呻いた。
壁の一面には鉄製の細い柱が等間隔で立てられ、反対側にある窓にも同様に細い柱が等間隔で付けられている。
有り大抵に言えば牢獄と言ったヤツである。

「すみません、リン…」

隣のセイバーが項垂れながら小さくなっていた。
その頭を撫でながら凜は小さく笑う。

「大丈夫よ、セイバーのせいじゃないわ」

「と言うことは私のせいにされるのか」

壁の反対側から聞こえてきた声はアーチャーのものだった。
凜から覗き見ることは出来ないが、隣も同じような部屋の作りだろう。
簡素な二段ベッドと机とトイレ。こちらが女性二人に対して、隣は男性二人と振り分けられている。

「と言うか、総合して見たら結局遠坂が悪いと思うんだけどな…」

「うっさい士郎! もっと元を辿ったらあんた達が急に来たから悪いんだからね!!」

「っな、遠坂が家の中であんな馬鹿でかい魔力発動させるからだろ!? 屋敷の警報思いっ切り鳴ったぞ!? そりゃ様子見に行くに決まってんだろ!!」

「そのせいであんた達が次元移動に混じっちゃって魔力の配分がおかしくなったんじゃない! 二人分の往復用に用意してた魔力が四人分の片道でパーよ!? あっちに戻れないのは士郎のせいなんだからねーっ!」

「―リン、そのくらいで」

「―いい加減にしろ」

壁越しに繰り広げられる二人の諍いに、同室の二人がそれぞれそれを諫めた。
片方は実力行使が入ったらしく、鈍い音が混じる。

「こうなってしまったことを悔やんでも仕方がありません」

「これからどうするかを考えるべきだろう。違うか?」

「…そりゃ、そうだけど」

「……っい、ってぇ…っ」

やり場のない憤りをぶつけるように凜が鉄格子を脚で蹴飛ばした。冷たい格子はびくともしない。

「どうしろっていうのよーっ!!」






時は数刻前に遡る。


遠く聞こえた爆発音に、セイバーがはっと振り返った。

「―リン!?」

繋がるパスの先が不意にぶれる。彼女の主に今、危機が迫っている。
セイバーは駆け出した。敵に背を向けるなど言語道断ではあるが、そんな事に構っている余裕も無い。背後で制止を叫ぶエドとアルフォンスの二人の声をあっという間に置き去り、全速力で主の元へと走った。
ちりちりと意識の端が異常を告げる。目前に現れた軍服の男を2,3人薙ぎ倒し、セイバーはその光景を目にした。


「っ、セイ、バー…」

地に膝を突いたアーチャー。その傍らには士郎、凜が横たわっていた。意識が無いのか、四肢は力無く投げ出されぴくりとも動かない。
セイバーに気付いたアーチャーが集中を欠いた瞬間、耳元を掠める火花が散った。
次の瞬間、アーチャーの後頭部に叩き付けるような爆発が何もない空中で炸裂した。

「―っ! っぐ、」

「アーチャー!?」

ぐらりと傾ぐ頭。見れば目は焦点が合わず視線が揺れている。至近距離での大音量の爆音と閃光に三半規管を狂わされているのか、今にもアーチャーは地に伏してしまいそうだった。
けれど士郎と凜を庇うように近くに引き寄せ、投影した剣を投擲する。
がつ、と打ち込まれたのは今まさに一歩を踏み出そうとしたロイの足下だった。
その周囲にもいくつかの剣が打ち込まれており、そのやりとりが先程から続けられていることが知れる。

「しぶといな。まだ倒れないとは」

魔法陣のような文様の描かれた白い手袋をきゅとはめ直し、ロイが呆れたようにアーチャーを見る。
その視線がふいと凜に向く。そのまま伸ばされるロイの腕に、咄嗟にアーチャーが凜を隠すように覆い被さる。ぱきんと鳴る指先をアーチャーが忌々しげに睨む。
空中に奔る火花。ほんの僅かな火種があっという間にアーチャーの眼前に迫り、爆ぜた。

「っ!」

直撃に至らずとも、至近距離に額に巻かれた包帯の表面が焦げる。
爆煙に咳き込みながらそれでも手負いの獣のようなの威圧を放ち、アーチャーは二人を守るために倒れない。投影された剣はロイに向かって放たれ、地に刺さることも出来ずガラスのように砕けた。
その破片を見ながらロイがアーチャーに詰め寄る。

「―止まれ」

セイバーがアーチャーとロイの間に割り込みその歩みを止めた。
先の爆発をロイのものと見て取ったセイバーは手にした剣を握り直しロイを睨みつける。

「これは、セイバーさん。貴方は隠れていた方が良かったのでは? せっかく彼らが貴方を逃がしてくれていたというのに」

「勘違いをされては困る。私はマスターの剣であり、けして飾りなどでは無い。その身を以て試してみるか、ロイ・マスタング」

じり、と爪先に力を込め踏み切る体勢を整える。
その正面に対峙するロイが腕を伸ばす。緩く閉じられた指先は今にも弾かれそう。

「っ、やめ、ろ。セイバー…」

空気が帯電するような緊張を裂いたのはセイバーを制止するアーチャーの声だった。
3人の安否を確かめるためすぐにでも駆け寄りたい気持ちを押しとどめ、セイバーは対峙したロイから目を離さない。

「アーチャー、貴方は休んでいてください。此処は私が」

「駄目だ、これ以上、被害を増やすな」

セイバーならば、この窮地とて3人を助けこの場から逃げ切ることも出来るだろう。けれど、ソレは手段を選ばなかった場合のみだ。ロイを、周りの軍人を犠牲にしてまでこの逃走劇を続けることは出来ないとアーチャーは言う。

「…っ、しかし」

「素直に降伏してくれれば、こちらもこれ以上そちらに攻撃は加えない」

真っ直ぐに伸ばされていたロイの腕が僅かに下ろされる。セイバーがアーチャーとロイを交互に見て、剣を持つ構えを解いた。
ロイに背を向け、3人の元に駆け寄る。

「リン、シロウ…っ」

「気を失っているだけだ。怪我は無い。セイバー、交渉を頼めるか」

「はい。―ロイ・マスタング。こちらは投降する。降伏を認めていただけるか」

「もちろん。少し身柄を拘束させてもらうが、構わないかな?」

「そちらの攻撃によって、私の仲間に負傷者がいる。ご考慮を願いたい」

「あぁ、丁重なお持てなしを約束しよう」

にこりと笑ってロイが手を挙げる。
それが合図だっのか、周りにいた軍人達が四人を連行した。






「の、何処が丁重だーっ!!」

眼が覚めるといきなり牢獄のベッドの上だったリンはセイバーから事情を聞いて以来吠えていた。



***********

…弓さんを嬲る大佐て。大佐がすげぇ悪者臭漂わせてますぜ…。そしてエルリック兄弟放置だぜ…。
以前書いた日記のコメント部分には書いてみたけどシナリオ内部に組み込まれてなかった説明文を追記。四人が次元旅行する羽目になった課程…? 魔力を貯蔵しないと元の次元に戻れません。
こう、イメージ的には、雛を守るために自ら盾になる親鳥みたいなー。何か僕変な夢見てないかー? 弓さんがへろへろだぜ…。今にもぶっ倒れそうなんだぜ……。
至近距離の爆発における人体への損傷と損害の被害状況が良く分かんないんだけど取り合えず適当に。鼓膜が痛そうよね。閃光はあるのかしら爆発。…見ない見ない。細かい事は見てないことにするの。
まだ続くつもりだけど、この後は延々会話のターンだろうなぁ。終わらねぇー。頑張るんだ僕!!
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